高校生と大学生のための金曜特別講座

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受講者の声

No.1「哲学の考え方――『実在と知覚』という問題を例に」

「哲学」はいつ聞いても、教科書で読んでもとても難しいです。今日の講座のお話の内容も大変難しかったです。先生の言っていることには興味を持つことができるのですが、なかなか理解できず、頭の中で、「実物」と「知覚」がぐるぐる回っていました。今でも分かりません。きっと「哲学」というのは時間をかけてゆっくりと考えることだと思いました。先生のお話は不思議であり、はっきり言っておもしろかったです!(高校生)

最初はおもしろいと思いましたが考えれば考えるほど分からなくなってしまい、とても奥が深いと思いました。もしかしたら昔の世界を見ているだけでもうこの世界はないのかもしれない、見ているものは昔のもので、触れているのも昔で今は今とは呼べないのかもしれない。では今とは何か。このように哲学とは考え始めたら終わりがないのかもしれない。すべてを追求するには一生では足りないのかもしれないと思いました。(高校生)

No.2「まわる電子と陽電子」

数学で、行列など何も習っていなかったので、少し内容がよく分からなかったけれど、少しはスピンについて分かったような気がした。これから勉強する物理に少し興味が湧いてきた。(高校生)

電子や中性子に入っているスピンという存在を物理学と数学を用いて表現できていることに驚きました。スピンというにはなんらかの“もの”が「回転する」ことであり、その“もの”が粒子そのものかベクトルという抽象的概念のことをさすのかよく分からなくなりましたが、とても興味深い内容でした。(高校生)

No.3「君たちは空海を知っているか?」

「空海」ということについて、僕は表面的なほんの少しのことしか知らず、歴史というのはどんな小さなこと(実際は少しではないだろうけど僕にとっては・・・)でも奥が深く、「同じような時間を経てきている」密度がちゃんとあるということがよくわかった。また、パソコンを使っての授業というのも初めてでとても新鮮だった。(高校生)

自分は空海について知っていることは真言宗を開いたことくらいでしたが、今回の講義で空海だけでなく、空海のいた時代や空海自身に関わった人々も知ることができ、これからの高校時代で必要以上のことを学ぶことができました。楽しいお時間をありがとうございました。大人になったらまた先生の講義に出たいです。(高校生)

No.4「ことばの臨界――現代詩の実験を楽しむ」

詩というものは、とても深く、その詩の言語の歴史などが隠されているということがわかりました。自分は、詩というものが、何なのかということがわからなかったのですが、今回の講義のようにある部分に着目して読むと、大変興味深い意味が出てくるということがわかりました。(高校生)

「高校生と大学生のための」とついているにもかかわらず、少し難しくても深いところまで教えていただき、とても嬉しく面白かったです。私は、水星人の詩が特に印象に残りました。一編の詩で、しかも一見訳のわからない詩で、スコットランドについて非常に鋭く表現していて、衝撃的でした。また、"Message Clear" は、一文から全然別の文、あるいは一単語から全然別の単語を抽出できるという可能性を感じ、とても感動しました。自分は言葉を考えることが大好きなので、今日の講義は全てが刺激的でした。(高校生)

No.5「なぜ歴史を学ぶのか――世界史と日本史を理解するために」

歴史にはただ事実を研究するのではなく、想像力が必要だとわかりました。世界史の授業でも、先生に、「なぜそうなったのか周りの人と相談してみてください」と言われます。私はこの講演で学べたことを基に、今まで以上に想像力を働かせて、自分の知識や理解を深めていこうと思います。今、日本はいろいろな問題を抱えています。上記のようなことを実行し、自分も社会に少しでも貢献できればよいと思います。(高校生)

これから本格的に歴史を学んでいく身です。この2ヶ月、初めからくじけそうに感じていましたが、歴史を学ぶ意義、それを今日教わり、心から感謝しています。日本人としてどう学んでいくか、まずは世界史、日本史どちらもおろそかにせずに考え、励んでいきたいと思います。(高校生)

No.6「ラテン音楽の魅力」

No.7「ネットワークの科学――みんなつながっている」

検索エンジンのページランクの仕組みがおもしろかったです。大統領とか有名な人と自分が6次でつながっているというのが衝撃的でした。ネットワークの定義って曖昧なイメージがあったんですが、いろいろな広い範囲のこと(ウィルス、人間関係、空港、インターネット)を指してインターネットというんだなぁ、と思いました。とても面白くて、興味深い講座でした!(中学生)

私は今まで大学に行ったら数学に関わることをやりたい、と思っていて、特に経済関係をやりたいと思っていましたが、今日の講義で他にもおもしろそうなことがあるんだ、と思いました。視野を広げるきっかけにしたいです。(高校生)

No.8「積層造形――複雑な形が自由に作れる,刃物不要の第3加工法――」

加工法にはいろいろな種類があることがわかりました。それぞれに長所、短所があって面白かったです。(高校生)

将来性がありとても楽しみです。特に3Dプリンタが家庭内で普及して、デザイナーが作ったものをダウンロードしてプリントできるかもしれなくなるのが興味深かったです。将来に期待します。(高校生)

No.9「『日韓併合』百周年に読む、夏目漱石の『門』――植民地主義と小説の世界――」

朝鮮と日本の歴史と、「門」が結びついているとは考えていなかったので、とても面白かったです。読んだときは、気づかなかったけれど、かなり、朝鮮への意識があったのだとわかり、巧妙さに驚きました。もう一度読んでみたいです。初めてこの講座に来ましたが、面白かったし、いろいろと考えさせられました。(高校生)

今まで小説を読むことは、その小説の中で完結しているものを読み解くものだと思っていたが、今回の講義で、ある小説とその周辺を調べてみることで、書き表されている時代が立体的に見えてきたため、感心した。小説を読むことに、ただ文字を追って状況を把握するだけでは楽しめない一面があることを教えてもらえた。(高校生)

No.10「Panta rhei――流転するDNA」

私たちの中にあるDNAによって体質や病気について詳しくわかったり、本当に生物って不思議だな、と思いました。もともと興味がある分野でしたが、今日のお話を聞いて、できれば私も将来こういったことを研究していきたいと思いました。(高校生)

DNAは非常に小さな存在であり、しかしながら生物のあらゆる器官や遺伝などを決定してしまうという物質があるということがものすごく不思議に思いました。そして人類の一部がDNAに「手を入れて」変化させることができることに、これまでの自然の中での流れに「手を入れる」ことにつながるので、これからのDNAに関する研究に対して目をみはる必要があるのだろうと思いました。(高校生)

No.11「自然エネルギーの世界」

エコについて、もともと興味があり、今回のお話の「エネルギー」とつながりがあったので、興味深かったです。理系ではないけれど、昔習ったことなどが説明に出てきて、分かりやすかったです。今後、身のまわりのエネルギーにもっと目を向けて、ムダなエネルギーをなくしたいです。(高校生)

自然エネルギーに興味があったのでとてもおもしろかったです。少し難しく感じましたが。日本および世界の自然エネルギーの現状がよくわかりました。これからの重要なエネルギー源となる自然エネルギーがもっと身近に手に入る時代が来るといいと思いました。来て良かったです。(高校生)

No.12「未来材料:チタン・レアメタル」

レアメタルという言葉に踊らせれている面があって、別にすぐに枯渇するわけでもないというのが分かってよかった。コストの問題というのも大きい。日本の中では環境だエコだっていうことでレアメタルを利用したりリサイクルしたりしているが、外国では悪い環境で行われていたり、ゴミが捨てられていて環境に良くないのは気をつけたい。(高校生)

今日の講義を聞くまでは、レアメタルに関してあまり知らなかったし、意識をしていなかったけれど、レアメタルは私たちの生活にはすごく密接に関わっていることが分かりました。レアメタルは少ないわけではなくて、あるけど取れない・取らないメタルなんだということを知り、そうだったんだと思いました。レアメタルを採掘すると、環境に悪いけど、レアメタルは現在の生活には必要な物だから、レアメタルにかわる他の物をつくったりすることが課題だなと思いました。(高校生)

No.13「デジタル・ネイティブの現在:コミュニケーション生態系アプローチからみる現代日本社会の情報ネットワーク行動」

数値的根拠となるデータがあるものもあれば、情報やネットワークの「質」といった数値では表しにくいものもあり、それらをふまえ考えを出していくことに、研究の難しさを感じるとともに面白さも感じた。(高校生)

大変興味深く拝聴させていただきました。インターネットの普及による功罪といいますか、ダークサイドにも興味があります。(社会人)

No.14「視覚で復号する暗号画像」

「暗号」はとても奥が深いなと思いました。白と黒を組み合わせるだけで、絵ができるなんて想像してみてもいませんでした。明るい色と明るい色を組み合わせているのに暗い色になったり、暗い色と暗い色を組み合わせているのに明るい色になったりと、不思議でした。視覚復号型秘密分散を考えた人はよく思いついたな、と思いました。今日、この講座を聞いて、暗号に興味を持ったので、個人的に調べてみたくなりました。(高校生)

講義の題名にひきつけられて参加しました。普段なにげなく見ている広告などは、こんな風に数学的要素を含んだ方法で作られているんだとわかりました。私は版画をやっているのですが、現代作家の方にはドットで構成される作品を作っている方もいます。理科系の科目は、外からよくわかりづらいのでこういう講義は大学にはいってから、何を学ぶのかがわかるので、とてもためになりました。(社会人)

No.15「包接化合物の世界――包み込む化合物、包み込まれる化合物」

難しい内容なのかと思っていましたが、先生が少しでも分かりやすく教えるようにして下さったので、講義を受ける前よりも理解を深めることが出来たと思いました。ありがとうございました。そして、200回おめでとうございます!!(高校生)

分子をパズルのようにあつかっていて、このような科学もあるんだなとおどろいた。(高校生)

No.16「真空から生まれる科学と技術」

「真空」が加速器とかX線とかに関わっていると知らなかった。真空は何もないということでなく何らかの粒子はあるんだと覚えておきたい。(高校生)

私は文系の学部に所属しているので、物理や科学の知識はさほど持ち合わせておりませんが、そのようなものにも分かり易く、大変興味を持てる内容だったので、今回参加して良かったです。(大学生)

No.17「1+1=0の世界での代数・幾何・応用」

なんとなく数学に苦手意識があったので、何かつかめるものがあればと思い受講しました。1+1=0という、普段から考えると突拍子もない前提からこれほど色々なことが見えるなんて驚きです。パスワードの話が特に興味深く感じました。(高校生)

1+1=0という少し変わった世界において、数学がどのように展開されているかというテーマで、数学は実験はできないけれど、証明はできるという、普段の高校の授業では接することができない数学の自由な世界を見ることができて、とてもいい経験ができました。(高校生)

No.18「パズルと相転移――たくさんあることの物理――」

最初は高校生向けとはいえ、あまり理解できないものなのかなと思っていたが、意外とわかることが多く、かつ、「1 mol = 6.02×10^23(コ)」が、こんなところで出るとも思っていなかった。大学でも、一部こういうものは使うのだなと思った。また、4色定理のことは知っていたが、ある条件では通用しなくなる場合があると知って、非常に驚いてしまった。初めて、この講義を受けましたが、本当に楽しませて頂きました。(高校生)

少し難しかったが、大体の内容は理解できた。統計力学とは何か、一切知らなかったが、このような内容を学ぶとわかり、興味が湧いた。インターネットで他の高校と生通信しているのはすごく進んでいると思った。(高校生)

No.19「材料の強度と物性の原子レベルシミュレーション」

学校では習わないようなテーマの話を聞けておもしろかった。今回の講義では、おおまかな説明だったのだと思うけれど、専門的な研究に触れられて全てはわからなかったけれど興味が湧いた。講義を聞けて良かったと思います。(高校生)

日常のちょっとしたことにも、全てメンテナンスをする理由が学問で分かったことに少々驚いた。劣化はすべてのもので起こっている。このことを知って、今後の考え方に入れてみようと思います。また「若い人たちへのメッセージ」ありがとうございます。(高校生)

No.20「『香港』という『地域』を観る」

今回、お話を聞かせていただき、「香港」という地域は、エネルギッシュで、自立していて、国際的な場所だと、イメージが沸きました。日本にとどまるのではなく、外へ出て行くこと、世界に出て、実際に見て感じることが必要なのだと改めて思いました。(高校生)

今まで私は香港について「返還」とか中国とは違う地域である、ということだけを知って満足していたのですが、今回の講座を受けたことで、香港に対して自分が全然知らないということがわかり、もっと知りたいと思いました。自分でも本などを読んで勉強したいと思います。進路のことを考えている身としても今回の講座はとても感じることが多かったです。谷垣先生がいきいきと講義をされている姿にも感動しました。私も大学に入って自分が調べたいことについて全力で向かっていきたいです。(高校生)

No.21「確率・統計モデル入門:ばらつきを計る」

普段学校で習っている数学で待ち時間やいろいろな分布などを調べることができるというのは面白いと思いました。(高校生)

ホームページで、この講座が面白そうだったから受講してみたが、とてもよかった。幾何分布の出鱈目さとかはよくわからなかったけど、なじみのある標準偏差は分かった気がするし、μー2σ < x < μ+2σ ≒ 95% に感動した。確率に興味が持てました!(高校生)

No.22「ミクロの目で見る筋肉の世界」

筋肉の話をきく事はふだんないので新鮮だった。特に写真が見れるとは思わなかった。(高校生)

筋肉に関する予備知識はほとんど無かったのですが、大変わかりやすかったです。弟がサッカーをしていて、ケガのたびにつらい思いをしているようですので将来筋肉の研究がスポーツ選手のケガの治療にも貢献されると良いと思いました。(高校生)

No.23「イラストレーションのパワー」

英語の教科書の絵なんて気にすることもなかったのですが、大変興味深く面白かったです。時代で全然違うなんて全く思っていませんでした。(高校生)

学校の教科書を見ているとき、教科書にのっているイラストは、自分にとっては当たり前のものな気がするので、あんまり注目しないで、さっと見てたのですが、今日の講義を聞いていると、イラストはその時代背景に関係していて、時代とともに変化していたことがわかった。ただ思ったのが、初めて英語の教科書が出来た時代の子にとっては、あのイラストこそが、私が今のイラストに対する考えと同じように、当たり前のものなのか気になりました。もしそうならば、教科書においてのイラストは特定の時代の子にとって自分の生活はこういうものだという確認する材料なのかなと思いました。(高校生)

No.23「モンゴルの紹介」

この講義はとても楽しみにしていてモンゴルについてそしてモンゴル大使館と日本の関係についてくわしく知れて、私も国際関係の架け橋になれるような仕事につきたいと思いました。(高校生)

最近、日本と交流の多いモンゴル。でも、なかなか私自身が関わりがなかったのですが、今日でモンゴルの事が少しわかりました。私は歴史が好きで、モンゴルの歴史もおもしろかったです。また、話を聞いてみたいと思いました。(高校生)

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