高校生と大学生のための金曜特別講座

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受講者の声

No.1「頭のよさとは何か,脳を調べて考える」

とても分かりやすくて興味がわく話ばかりでした。遺伝子についての話を聞くのは初めてで、感動することばかりでした。何でも分かってしまうなんて、すごいと思う反面怖いとも思いました。特に興味深かったのは脳の使う箇所についてです。似たような動作でも使うところは大分違うと知り、大変驚きました。人間は脳の30%くらいしか使っていないと聞いたことがあるのですが、もし全て使ったらどうなるかがとても気になり始めました。是非調べてみたいです。今日は本当にありがとうございました。(高校生・女)

今まで聞いたことのないことばかりでしたが、とてもわかりやすかったです。実生活との関わりをたくさん話してくださったのがとても面白く、生物学に興味のない人でも楽しめる講義だったのではないかと思います。また、まだ不明であることがあるから、生物学は面白いのだと改めて感じました。大学ではこんな楽しいことが待っているんだ!と自分をはげまして受験もがんばろうと思います。本当にありがとうございました。(高校生・女)

No.2「language,languages,そして辞書」

とても楽しかったです。時間がたつ感覚がありませんでした。指ということばだけ考えてみても、手だけではなく、足の指もあること、それは英語では異なることばを使うことなど指摘されてハッとしました。また言語やことばの本質についても、物理的には鉛筆やチョークの粉や音の波でしかないことを考えてみると、一体何なのか、つかみどころがなくて、それが反対におもしろいです。外国の方が日本語を話しているのを聞く感覚と、日本人が外国語を話すのを聞く感覚は同じなのかというのが今の私の一番不思議に思っていることです。(大学生・女)

“萌え”と“萎え”の英訳があることにおどろきました。高校時代の先生もよく言っていましたが、やはり訳は訳であって、実際の言語の持つ細かなニュアンスは全て伝わりませんよね。“a cute character”で“萌えキャラ”と訳し直せる日本人ってあまりいないのではないでしょうか。でもそういう点では辞書を作る仕事に終着点はないのかな、と思いました。新しい言葉はどんどん出るし、言い回しによるニュアンスの違いもどんどん考えていけるんですね。辞書っておもしろい。(予備校生・女)

No.3「エレキギターは何故しびれるのか:文明論的アプローチ」

大変おもしろい。エレキの歴史を知っていて演奏を聞くと又、違った受け止め方ができるし、楽しめると思う。エレキギターは万能的な楽器のような気がします。若者が惹かれるのがわかる気がする。(社会人・女)

時間がもっとあったら…。もっと詳しくつっこんだ所まで聞きたかったです。実際に音を流してもらったのがよかった。“なぜシビレルのか〜”というより、ギター、音楽の歴史という演題でもよかった。というかそういう幅広い題材で、いくつかに分けて(続編)これからもやっていって欲しいです。(社会人・女)

No.4「江戸の声〜駒場美術博物館で開催中の「江戸の声」展会場内でのギャラリートーク〜」

とてもおもしろい。ウサギバブルの話とか近松の浄瑠璃が子供の絵本になったところは特に。江戸時代の演劇は音楽、文学、踊りが一体化した総合メディアだということが分かった。キャンベル先生にもう一回講義をやってほしい。(大学生・男)

江戸時代の人達が現代の私たちと同様にお芝居を満喫していたことが目に浮かんでくるような展示とギャラリートークでした。うさぎ税のお話や、お茶屋の光景など、絵の背景となる説明をして下さったことで、資料の見え方や楽しさが、何倍にも増しました。貴重な資料を解説付きで堪能することができ、大変充実した休日になりました。(社会人・女)

No.5「動物の形づくりの謎を解く」

ES細胞は昨年の韓国の大学教授の論文偽装などのニュースで聞いたことはありましたが、こんなに役に立つものとは知りませんでした。自分の細胞を使って、臓器のガンなどの病気が治せるということは、体も拒絶反応を起こすこともないので、とてもすばらしいことだと思います。だから、医療現場で一刻も早くこのES細胞が取り入れられたらいいなと思いました。(高校生・女)

とても興味深く面白かったです。これからの医療、とりわけ再生医療に大きな可能性を投じている話だと思いました。個人的には小さな肝臓ともとの肝臓をたした重さは正常体の肝臓の重さと同じ、という所に生命の不思議を感じ、とても面白かったです。前からアクチビンAという物質がいろいろな臓器になるということに不思議だなぁという感情を抱いていたので、とても感動しました。生命科学についてもっと知りたくなりました。(高校生・女)

No.6「有理数に近い無理数と有理数から遠い無理数」

今年度夏学期の金曜特別講座の中で一番楽しみにしていたのが、今回のテーマでした。今年の3月からほとんど数学に触れない生活を送ってきたので、頭脳がかなり衰えていることを実感しました。もともと得意ではなかったのですが、問題が解ければ嬉しいし、数学の話を聞くことはとても面白いです。数字には、様々な視点から見ることでたくさん魅力が出てくることを再確認させていただきました。どうもありがとうございます。(大学生・女)

全てのお話を短時間に理解することは難しかったですが、数学の美しさに触れた気がしました。又、先生のおっしゃっていた、1つのことの理解を深める、ということは、私にもすぐに心がけることができると思いますので、努力したいです。(中学生・女)

No.7「国際法,そして国際社会とどう付き合うか?」

国際という面で見ると、やはりEU、アメリカの力の大きさを感じました。そして、この2つが張り合っているように感じました。国際社会においてのEU、アメリカを除く国々の主体性の維持、バランスが課題であると思いました。発展途上国や決定に関われない国々への配慮の必要性を感じました。市民の意識を高めるというのは、最も基本の土台部分ではありますが、そういう地道な所から世界が変わっていくんだなと思いました。人々が自分の国、そして世界に目を向けて考えていくことが進むとよいと思います。(高校生・女)

国際法は世界のことを平等に決められるもので素晴らしいものだと思っていましたが、力の差に不平等なことがたくさんあるのだなぁということがわかりました。国際法は現状においては必要不可欠なものですが、中小国は主権を守ることが苦難になっていることもわかりました。全部の国が全てを受け入れられるような国際法を作る事は不可能に近いですが、NGOなどの協力で少しでも理想に近づいてほしいと思いました。(高校生・女)

No.8「クラスターの科学−ナノメートルサイズの原子・分子の特異性」

物質の大きさが小さくなるだけで,全く違う世界ができ,異なる性質を持つというのは新鮮な驚きでした。実際に色の変化を目で見てその違いもよく分かりました。(中学生・女)

私は理系に進んで化学の授業を受けているのですが,ここまで奥まで突っ込んだ授業をしていないので,今日はとてもよい経験になりました。金一つでも大きさを変えられるだけで,性質が大きく変化するというのにかなり驚かされました。今まで知り得なかった事を知ることができたので,今回の講義に参加してとてもよかったと思います。(高校生・女)

No.9「建築図から見た建築の変遷」

建築の図は今までいろいろ見たことがありますが、そのあらわし方に目を向けたことはありませんでした。時代ごとに手法が変わっていったり、手法が確立されていなくて正確でないところがあったりしたのが面白いと思いました。(高校生・女)

建築物を見る機会はあっても実際建築図を見ることはあまりなく、ましてや建築図の歴史や変遷を教えていただくことができて、大変よい機会を与えていただくことができました。これから自分の望む建築の分野に進むことができるかまだわかりませんが、勉強を頑張って自分の将来をつかみとりたいです。ありがとうございました。(大学生・女)

No.10「韓国の社会と教育制度−比較社会学の視点から」

韓国に行ったとき,ガイドさんから韓国の教育制度や受験競争の話を聞いて興味があったので受講しました。韓国が教育機会の平等を徹底することで格差問題を解決しようとしたメカニズムがよくわかりました。日本の格差問題を考えるうえでの参考にもなりうるし,地域研究がどういうものか少しでも知ることができて,とても有意義でした。ありがとうございました。(大学生・女)

「社会学」という分野を名前しか知りませんでしたが,今回参加しておもしろいなと思いました。率直な感想は,「韓国の教育社会は厳しすぎる。」です。ただ,日本はそこまで激しくはないけれど,やはり「学力社会」がある気がします。にもかかわらず,日本人の問題意識の低さ,これが一番の問題だと思います。「格差」さらに広げて「差別」,そういったことを高校でもディスカッションしてみたいです。社会の全員が「社会のデザイン」を試みることが良い社会への一歩だと思いました。(高校生・女)

No.11「物質の極限状態−原始クォーク物質の探求」

今回の講義の内容はまだ習っていないものが殆どだったんですが,とてもわかりやすく,大学受験の上での目標が見えてきたような気がします。本当におもしろいお話をありがとうございました。(高校生・女)

私は今学校では物理は習っていないのですが,今日の講義はとても楽しく勉強になりました。宇宙の根源にまで触れる,私にとっては難しい内容でしたが,クォークやニュートリノなど,とても小さいものをこんなにくわしく研究しているのかと感動しました。また,その研究に沢山の日本人も関わっていることにも驚きました。私も将来,貢献できたらいいなと思いました。今日は本当に有難うございました。(高校生・女)

No.12「身体運動から生命を知る・人間を知る」

すごく研究されていて,たくさんのことを教えてくれて楽しかったです。体についてすごくたくさんのことを色々の面から知れて,自分の体を改めて考えるきっかけになりました。丹田に力を入れて(集中して)いこうと思います。(高校生・女)

ストレッチやマッサージが筋肉をほぐし,体をやわらかくすることで,怪我とかを防ぐ=体に良いっていうのは知っていたけれど,それが細胞レベルで「体に良いこと」っていうのは今日はじめて知った。ジョギングとか「全身を動かす」ことが細胞っていうミクロの世界,スケールの大きな世界でも良いことだというのがすごいなぁと思った。(高校生・女)

No.13「変な元素・ホウ素の化学」

「色々と難しい言葉が出てきて難しそう」と思っていたけれど,高1の自分でも分かる内容とかもあって難しかったけれど聞いていて面白かったです。化学は色々なことが定義されたり,公式にあてはめられているというイメージがあったけれど,結構最近に発見されたことによって定義がかわるということもあるんだなぁと思いました。面白かったです。ありがとうございました。(高校生・女)

バリバリの文系人間なので化学の分析とか複雑な構造体とか苦手なんですが,化学って色が変わったり(とてもキレイで不思議な色だったり),爆発したりするので見て楽しいというか,驚くというか,生物系が苦手だったので,化学は(文系でしたが)楽しかったです。構造体や分析の話になるとさっぱりですが,ホウ素がとても不思議な元素でバイタリティあふれた物質というのは先生の話を聞いてよく伝わりました。理系の才能・情熱のある人にとっては面白そうなテーマだなぁと。私は色の変化,とか現象面とか見てわ〜っと驚くのが好きです。とても全てを学ぶのは無理ですが,何か文系の学問をつきつめたあと,化学のことも少しわかるようになるともう少し人生楽しくなるのになぁと思うのですが欲張りかなぁ。テレビ石見てみたいです。(社会人・女)

No.14「第一高等学校校長森巻吉の生涯:やりゃあやれるんだ」

森巻吉の周囲の環境にとどまらず,一高が歩んだ歴史などにも触れることが出来て良かったです。(高校生・男)

どんな人かと思いましたが,昔かたぎのおじいちゃん(日本男児?)の典型的な方のようですね。普通の人(といっても一高→帝大だからすごいのだけど)偉人ではないが,立派な人だったと思います。(社会人・女)

No.15「宇宙の中のサッカーボール」

サッカーボールから化学を考えるのは楽しかった。数学がすきなので,多面体には図形のきれいさに感動といえるような感情を覚えました。ただ,化学が苦手なせいか,C60やC75といったものは,少し難解でした。いつもの化学の授業と違って新鮮でした。(高校生・女)

フラーレンやナノチューブに興味があったので今回初めて参加した。フラーレンやナノチューブに関する本をいくつか読んだことがあるのだが,数式からフラーレンをみるのは初めてだったのでとてもためになった。フラーレンやナノチューブの応用が今研究中ということなので,今後,大学へ入学してフラーレンやナノチューブの研究をして,実用化させたいと思う。(高校生・男)

No.16「小説読むべからず---フィクションの魔力 ---」

"小説読むべからず"という題に衝撃を受けて今回この講義に出席しました。今まで小説の歴史について触れたことがなかったので,文学への好奇心が触発されるいい機会になりました。ドンキホーテを始め19世紀「小説の時代」と言われた時の小説なども読んでみたいと思います。(高校生・女)

小説を歴史的に広い視野で見るということは初めてでとても面白かったです。最新のメディアが小説(印刷物)という時代から,既にメディアが多様化した現代に目を移せば,小説が衰退しつつあるということにもうなずけると思いました。そして,現在発展途上のメディアは発展しつくした後,どうなるのかということも気になりました。(中学生・女)

No.17「現代アフリカとその課題」

すごく勉強になりました。"アフリカという国々の問題は世界全体の問題を考える1つの入口"という言葉がとても印象的でした。今日はありがとうございました。(高校生・女)

前から途上国の問題に興味がありましたが専門の先生からのお話が聞けて実際に起こっていることだということを意識できるようになりました。今日金曜講座に参加させてもらいましたが,普段学校で教えてもらっていることだとなかなか現実味がなかったので今日はとても良い体験ができたと思っています。ありがとうございます。(高校生・女)

No.18「英語達人の法則」

本日は楽しい話を聞かせて頂いてありがとうございました。とても興味深かったです。文法や単語,読解に時間をかけ,基礎的な力をつけることが大事だとわかりました。また,"英語に対する執念"という言葉が響きました。私もより執着をもって多読にも挑戦していきたいと思いました。本日はありがとうございました。(大学生・男)

英語の学習にはとにかく努力が必要なのだということがよく分かったような気がします。先人達が与えてくれたヒントをもとに今までより一層の努力をして学習に励んでいきたいと思いました。(高校生・男)

No.19「浦島太郎はどこへ行くのか」

「浦島はどこから来たのか?」という話を聞いて,浦島の昔から今の話へ変わった過程が分かり易くてとても良かったです。何かいつもある物事には何か裏があって,それを探し求める楽しさをこの講義では知ったような気がします。これからは色々な物をただそのものとしてとらえるのではなく,何故このようになったのかを考えると面白いかもしれません。今日はありがとうございました。(高校生・男)

子どもの頃から今まで何の疑問も持たずにこの話を聞いていましたが,こんなに深い意味があった,また,考えられるなんて,今更ながら物語の奥深さを知りました。何に対してもどうしてどうしてと考えることを必要とできるようになりたいと思いました。若い人のユニークな質問に目が覚める思いです。(社会人・女)

No.20「鎖国と造船制限令−鎖国意識の成立」

とても深い内容でした。大学生になるとこんなにも詳しいことを習う機会があるのですね。少し緊張してしまいますが今から楽しみにもなってきました。今日はありがとうございました。(高校生・女)

多くの禁止令がありますが,船の禁止令も経済的,航海技術面などの成長を止めてしまったものと感じました。和船と大船の違いもよくわかりました。(社会人・女)

No.21「DNAでコンピュータをつくる」

全く異なるように思える分野が融合されていくプロセスを,DNAとコンピューターという題材を通じて理解することができた。私は将来研究者になりたいと考えているが,研究者がどうやってテーマを発展させていけるのかわかり,改めて研究はとてもおもしろそうだと思った。(高校生・男)

すばらしい内容だったと思います。DNAコンピューターというタイトルから計算分野のみに応用される技術だと思っておりましたが,後半でナノスケールの構造設計,ROMの作製にも応用が可能である,ということに驚きました。ベースとなる反応は「DNAの複製」がほとんどすべてなのですよね。おそらく反応条件(環境)の制御が難しい点でしょうが,無機材料を専攻していた人間としては大変興味深いトピックが満載で面白かったです。ありがとうございました。(社会人・女)

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