キューバの歴史〜いろいろな見方〜

  1. 日時:2008年4月18日 17時45分から(※開始時間を変更します)
  2. 場所:数理科学研究棟大講義室

東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻北米・中南米地域文化大講座

<講義概要>

 アメリカのフロリダ州から、ほんの200キロメートルほどの海峡を隔てて、カリブ海最大の島キューバが横たわっています。約1100万人の住民がいて、スペイン語を話しています。今年に入って政権委譲があったこともあり、キューバといえばともすればカストロ社会主義政権やアメリカの経済制裁ばかりが話題になりがちですが、この授業ではもう少し広く、もともとキューバはどんな国で、どういうふうにして今にいたったかを、なるべくいろいろな角度からふりかえってみたいと思います。たとえば、そもそもなぜスペイン語話者があの島に住むようになったのか、日本の明治維新ごろキューバ人はどんな問題をかかえていたのか、どうしてあんなに野球が強いのか、アフリカ系の人が多いようだが人種問題はどうなっているのか、マイアミに出国してきた人たちはカストロが倒れたら帰るのか、など。写真や動画を多用するつもりです。 map