2010年度 高校生のための直島環境キャンプについて
2010年8月1日から4日までの4日間、瀬戸内海に浮かぶ直島(なおしま)と豊島(てしま)を舞台に、「東京大学教養学部・ベネッセ共同プログラム 高校生のための直島環境キャンプ」を開催しました。高大連携による高校生への教養教育の実践の一環として企画されたものです。
今回のキャンプにも多数の応募が寄せられ、日本全国から23名の高校生が参加しました。膨大な不法投棄による産業廃棄物問題の現場(豊島)は高校生にとって衝撃的なものでしたが、科学の粋を集めた廃棄物処理施設(豊島・直島)にもまた大きな驚きを受けていました。今回の環境キャンプでは多彩な講師陣によるレクチャーはもちろん、環境政策ボードゲーム「KEEP COOL」によって国際社会の中で経済活動と環境活動を両立させる疑似体験を試みました。これらの体験をもとに環境問題解決に向けた取り組みについてグループディスカッションを重ね、最終日に発表会を行いました。
瀬戸内海の豊かな自然とそこに溶け込む現代アート、環境問題の現場視察、そして各地から集まった仲間との出会いなど、日常生活では味わえないさまざまな経験が凝縮された3泊4日になりました。
概要
| 開催日程 | 2010年8月1日〜4日(3泊4日) |
| 開催場所 | 直島,豊島(てしま) |
| 参加対象 | 高校生(24名) |
| 実施内容 | 直島・豊島の施設見学や参加者とのディスカッションにより環境問題についての考えを深める |
| 参加費等 | 参加費・宿泊費・飲食費は不要. ただし直島までの往復運賃は参加者が負担すること. |
| 募集〆切 | 2010年6月30日 終了しました |
講師
後藤 則行 GOTO Noriyuki
東京大学 大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻
研究内容:国際環境論,エネルギー・環境経済学
言い古された感はありますが,「Think globally, act locally」が環境問題の解決に向けたキーワードだと思います.
飯田 誠 IIDA Makoto
東京大学 教養学部附属教養教育高度化機構 新環境エネルギー科学創成特別部門
研究内容:エネルギー・環境工学
環境問題について正しく理解し,前向きな環境活動へとつなげていきましょう.
丸山 康司 MARUYAMA Yasushi
名古屋大学 大学院環境学研究科 社会環境学専攻
研究内容:環境社会学
環境問題を前向きに解決するために知恵をしぼりましょう.
下井 守 SHIMOI Mamoru
東京大学 教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門
研究内容:無機化学,ホウ素水素化物の活性化
環境問題の現場を直接見て,そこから何かを感じ取り,皆さんの考えを深めて下さい.
山本 泰 YAMAMOTO Yasushi
東京大学 大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻
研究内容:社会調査,交換やコミュニケーションの理論,現代社会論
このキャンプでは学校の枠にとらわれない自由な視点から環境問題に向き合ってみましょう.
その他,東京大学教養学部のスタッフ,学生などが企画実施をサポートします.
企画趣旨
教養教育高度化機構社会連携部門は「高校生のための金曜特別講座」の運営をはじめとして,高大連携による高校生への教養教育の実践を積極的に推し進めています.この活動は教養教育高度化機構が社会連携活動の一環としてベネッセコーポレーションと共同で実施するものです.
ベネッセコーポレーションからのメッセージ
ベネッセコーポレーションは,未来を担う子どもたちのための環境教育を推進しています.参加される皆さんが環境に関心をもつ全国の高校生と出会い,産業廃棄物不法投棄が問題となった豊島の現場を訪ね,東京大学の先生方の専門的な知見に触れるなど,このキャンプならではのプログラムを楽しんで体験してほしいと思います.そして,このキャンプで一緒に考えたこと,学んだこと,気づいたことが参加者のこれからの環境活動に結びつくことを願っています.
