タイムマシンは可能か?:原子時計とウラシマ効果

  1. 日時:2018年5月11日(金) 17時30分から
  2. 場所:東京大学教養学部18号館ホール(詳細はこちら

東京大学 教養学部 統合自然科学科・准教授

【講義概要】

タイムマシンがあったら、皆さんは過去と未来のどちらに行きたいですか?実は、未来に行くことは比較的簡単です(しかし現在に戻ってくることはできませんが)。からくりは、アインシュタインの相対性理論にあります。それによれば、高いところの時間は、低いところに比べて早く進みます。現代社会に欠かせないインフラとなったGPS(全地球測位システム)も、この相対論の効果を補正しながら運用されているのです。講義では、現在の1秒の定義に用いられている原子時計の原理を紹介しながら、タイムマシンは本当に可能なのかを皆さんと考えてみたいと思います。

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