人口減少に立ち向かう!

  1. 日時:2016年10月14日 17時30分から
  2. 場所:東京大学教養学部18号館ホール(詳細はこちら

高知県知事

【講義概要】

 日本は平成17年に初めて死亡数が出生数を上回る人口の自然減状態となり、平成19年以降9年連続で自然減の状態が続くなど、人口減少時代に突入したと言われています。
 高知県は、全国より15年先行して人口が自然減の状態に陥り、「人口の減少が県内市場の縮小を招くことにより、若者がさらに県外に流出し、さらに人口減少が加速する」といった負の連鎖をたどってきました。
 高知県ではこの課題に正面から向き合い、県勢浮揚を成し遂げるため、平成21年に「高知県産業振興計画」を策定しました。これまでの取り組みにより、長年にわたって生産年齢人口の減少に連動する形で減少傾向にあった各分野の産出額などが上昇に転じるなど成果が表れてきています。
 この講座では、全国にさきがけて人口減少に立ち向かってきた高知県のこれまでの取り組みなどをふまえ、今後の日本社会の方向性を考察する機会としたいと考えています。

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