量子力学とは何かを教えます〜入門から哲学まで

  1. 日時:2014年12月19日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール(詳細はこちら

東京大学大学院 総合文化研究科 相関基礎科学系

【講義概要】

ニュートンから始まり高校で習うような物理(特に力学)は、自然界の根本理論ではないことが20世紀になりわかりました。そして登場したのが量子力学(量子論)です。現代の科学・技術は、量子力学を使いこなすことによって初めて可能になったものです。このあたりの事情をまず、簡単に紹介しましょう。しかし真の問題はここから始まります。あの有名なファインマンは、「量子力学が何かをわかっている人は誰もいない」と言っています。皆が使っている量子力学を誰もわかっていないとはどういうことなのでしょうか。簡単に言えば、計算式はわかっているが、その式が何を意味しているかがわかっていないのです。それを「教えます」というのですから、今日の話のタイトルは非常に不遜なのですが、わかっていると主張する「大胆な」学者もいて、一つの有力な説が、私も支持する「多世界解釈」です。量子論とは現代物理学の基本にある理論ですから、それをどう理解するかは、自然界の根本に直接かかわる話になります。というわけで問題は非常に大きいのですが、難しい数式は使わなくても進められる話なので心配はしないでください。ただ、お話中心の視覚的ではない講義になると思うので、その覚悟はしておいてください。

【キーワード】
物理学、原子、電子、2スリット実験、波と粒子、多世界解釈、発見確率、アインシュタイン・パラドックス、量子もつれ、ボーア・アインシュタイン論争

【参考図書】
ニュートン別冊「量子論」(ニュートンプレス):これは非常に視覚的な本です
和田純夫 著『量子力学が語る世界像」(講談社ブルーバックス)


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