ローマ帝国という万華鏡

  1. 日時:2014年1月24日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール(詳細はこちら

東京大学 大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻

<講義概要>

 今回の講義では私が専門にしている古代ローマ帝国、それも、少し専門的に言えば、ローマ帝政後期という時期を扱います。皆さんの中にも、世界史の授業のなかで「専制君主政」あるいは「東ローマ帝国」などという形で聞き覚えがあるかもしれません。しかし、なぜ2000年近くも前の、それも日本からほど遠い国の歴史を我々は学ぶのか。それが現代にどんな意味を持つのか。疑問に思ったことはないでしょうか。もちろん、失われた古代帝国という響きの中に歴史のロマンを感じるという楽しみはあるでしょうが、実はローマの歴史を学ぶことにはそれ以外にもたくさんの重要な意味があります。講義では、人々がどうやって歴史を紡いできたのか、古代ローマを学ぶことが現代にどのような意味を持つのか。その一端を論じたいと思います。
 参考文献は特にありませんが、できれば、皆さんが学校や塾で使っている世界史の教科書で、ローマ帝国の終わりの方はどのように扱われているのかをあらかじめ見ておいてください。

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