現場から学ぶ地盤災害のメカニズムと対策

  1. 日時:2012年12月14日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール(詳細はこちら

東京大学 生産技術研究所 基礎系部門

<講義概要>

地震や豪雨などの自然現象によって引き起こされる災害のほとんどが、地盤の挙動と密接に関わっています。東日本大震災では、地盤材料で盛り立てられた海岸堤防が津波で破壊されました。都市部や新興住宅地を中心とした埋立地盤では液状化により約27,000軒の住宅が被災し、内陸部では地すべりやフィルダムの決壊が発生しました。また、近年多発しているゲリラ豪雨などの集中豪雨により、山間部を中心に地すべりが発生したり、平野部でも堤防盛土が決壊したりしています。私たちの生活に直接的なダメージを及ぼすこれらの地盤災害に対し、本講座では講師による災害現場調査の経験を踏まえて、地すべりや液状化がなぜ発生するのか、どんなところが危ないのか、どのように対策すればよいのか、などについて解説・紹介します。

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