論争から読むアメリカ―自由・平等・歴史

  1. 日時:2012年11月9日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール(詳細はこちら

東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻

<講義概要>

 アメリカ合衆国の大統領選挙が佳境に入ってきました。民主党のオバマ現大統領と共和党のロムニー候補が、11月6日の投票日にむけて、遊説やテレビ・ディベート、テレビ広告などを通じて激しい選挙戦を繰り広げています。
 今度の大統領選挙の争点は、どこにあるのでしょうか?オバマ・ロムニー両陣営は経済や外交問題について何を語り、アメリカの将来をどのように描いているのでしょうか?アメリカ国民は、何を大統領に求めているのでしょうか?
 この講義では、選挙戦の背後にあるアメリカの政治社会を考察する手がかりとして、近年のアメリカで鍵となってきた論争を振り返ります。「信教の自由」「言論の自由」「人種の平等」をめぐって、アメリカ社会ではいかなる論争が繰り広げられてきたのでしょうか。アメリカの自己認識や価値観と、アメリカの歴史の語られ方とはどのように結びついているのでしょうか。そのような問題をみなさんと一緒に考えていきます。
 参考文献はとくにありませんが、アメリカに関する新聞報道、テレビ番組などを注意して見ておいてください。

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