インフルエンザの流行とワクチン

  1. 日時:2012年11月2日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール(詳細はこちら

一般財団法人 阪大微生物病研究会 観音寺研究所

<講義概要>

 インフルエンザという言葉は誰でも知っていますが、正しく理解されているとは到底思えません。2009年に流行した豚インフルエンザのウイルスは、新型でもないのにマスコミは新型インフルエンザと報道していました。このギャップはどこから来るのでしょう?それはインフルエンザという病気とそれを起こすインフルエンザウイルスが良く理解されていないからでしょう。
 インフルエンザの流行は、毎年の季節性インフルエンザと10年から数十年の間隔で発生するパンデミックインフルエンザに大きく分かれます。なぜこのような違いが生じるのか、ウイルス学的な側面から解説します。
 インフルエンザ対策の基本はインフルエンザワクチンの接種ですが、毎年接種が必要な特殊なワクチンでもあります。なぜこのような必要があるのか、インフルエンザの特殊性について考察します。また、インフルエンザワクチンの製造方法についても少し触れてみたいと思います。

本講義は香川県立観音寺第一高等学校で開催されるものをインターネット遠隔配信する予定です。駒場会場での受講は遠隔配信となりますので、ご了承下さい。

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