観光人類学入門─インドネシア・バリ島/h2>

  1. 日時:2012年10月26日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール(詳細はこちら

東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻

<講義概要>

  インドネシアのバリ島を知っていますか。国際的な観光地として有名なところですから、皆さんの中には行ったことがある人もいるかもしれませんね。この授業では、このバリ島を例に取りながら、観光人類学の視点から観光と文化の関係について考えます。「観光人類学」という言葉を聞くのは初めてという人がほとんどだと思いますが、ここでは、人類学──人間の社会や文化を研究する学問──のひとつの分野で、観光という視角から社会や文化を考え、分析する学問分野だと言っておきましょう。この授業を通して観光は楽しむだけでなく、観光について考えることもまた面白いということを学んで欲しいと思います。夏学期の矢口先生の授業のときのように、旅行代理店に並んでいる観光パンフレット、とくに講義で取り上げるバリ観光のパンフレットを手にとって見てみておいてください。こうしたパンフレットは観光を考える旅の糸口にもなるかもしれません。

<参考文献>
山下晋司『バリ─観光人類学のレッスン』(東京大学出版会)
山下晋司『観光人類学の挑戦─「新しい地球」の生き方』(講談社)
山下晋司編『観光文化学』(新曜社)

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