災害復興と減災まちづくりを考える

  1. 日時:2012年7月6日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール(詳細はこちら

東京大学 生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター

<講義概要>

 東日本大震災は日本社会に大きなインパクトを与えた.日本社会の在り方そのものに根本的な問いを投げかけている.現在被災地では,復興まちづくりに向けた議論が進められ,「高台移転」に代表される復興事業が進められようとしている.しかし依然として地域再建の課題は山積している.
 一方,東海地震,東南海・南海地震,そして首都直下地震の切迫性が高まっている.東日本大震災での復興を進めると同時に西日本,首都においては減災を推進していく必要がある.これまでも減災に向けた取り組みは進められてきたところであるが,その進捗は遅々としたままである.
 本格的な右肩下がりの時代を迎え,災害復興,減災まちづくりについても再考する必要がある.本講義では,東日本大震災が与えたインパクト,そして復興まちづくりの考え方,時代の潮流をふまえた減災まちづくりのあり方を受講者とともに考えたい.

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