超常現象 vs 科学――不思議をつくりだす方法――

  1. 日時:2007年12月14日 17時30分から
  2. 場所:18号館ホール

東京大学教養学部附属教養教育開発機構
教養教育社会連携(ベネッセコーポレーション)寄付研究部門

<講義概要>

 あなたは超常現象――火の玉、透視、予知、心霊写真、勝手にものが動くポルターガイスト現象などなど――に興味はありますか。超常現象は面白そうだと感じているのなら、あなたは結構だまされやすい人かも知れません。納豆ダイエットで捏造が発覚したように、科学を装って人をだますことも少なくない社会です。
 今回会場で、一見超常現象のような、「火の玉を電子レンジで作る」、「本来陰に隠れて見えないものが見えるようになる蜃気楼現象」、「電気を通さない代表のようなガラス棒に電気が通り、ガラスが明るく光り続ける」他のちょっと不思議な現象を科学実験でお見せします。現象には必ず理由があります。その理由を探り、科学を楽しみながら身につける方法、科学を装ってあなたをだまそうとするエセ科学に対し、楽しい思考で批判する視点を紹介します。
 不思議から出発し、不思議を作り出すたのしい科学の世界への案内です。